葛西城は、わかりやすくいうと京成線青砥駅と、常磐線亀有駅との中ほどにある。 青砥からなら、駅の東側を通る環七通りに出て北(亀有方向)に1キロほど歩く。亀有からだと歩くと少々遠いので、青砥・新小岩方面行バスに乗り「老健青戸こはるびの里」で降りる。バス停を降りると、環七通りをはさんで東側に葛西城址公園、西側に御殿山公園がある。ここが、葛西城の主郭跡だ。環七通りが主郭を二分している形である。 中曽根城のときと同様、周囲は一面市街地でまったくの平地だ。公園に表示がなければ、城跡だとは気付かないだろう。しかし、実際には城は中川に沿った微高地の上に位置しており、西側はにかつては低湿地が広がっていた。平地と
江戸から下総・常陸へ抜ける重要な要衝地、争奪戦の対象となった平城・葛西城
東京23区に古城を訪ねる:第13回「葛西城(葛飾区)」
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