前回「陸上自衛隊の戦車が本州・四国から姿を消した!」)で、陸上自衛隊の大変革について解説した。 特に機甲科部隊の変遷について強調した。 実は、東アジア情勢の変遷に伴い機甲科部隊は創隊以来、その姿を逐次変更してきている。 昭和25年(1950年)朝鮮戦争の勃発を踏まえ警察予備隊が発足したが、戦車等の重装備品の保持をGHQ(連合国軍総司令部)は認めなかった。(朝鮮戦争終了直前、戦車の供与について検討された事実は存在する) 朝鮮戦争終了に伴い昭和27年(1952年)GHQの指示により保安隊が設立された。 この時、GHQは日本国内の治安維持を日本に任せるとして、初めて重装備品である戦車(当時は特車と称