いつも戦国時代をメインとする歴史ものばかり記事を掲載して頂いているが、今回は『ゴジラ-1.0』から、「過去との対話」という歴史的テーマについて書かせてもらいたい。 上映から一ヶ月ほど、ネタバレを避けるため遠慮していたが、ある程度のことまでならもう大丈夫だろう。 今回テーマとしたいのは、佐々木蔵之介演じる秋津淸治船長の印象深いセリフ「誰かが貧乏くじ引かなきゃなんねぇんだよ!」についてである。 本作は昭和22年(1947)の戦後を舞台とした作品である。 もう70年以上も前のことを映像化するのだから、時代描写は困難を極める。言葉遣い、大道具、小道具、歴史事件をどのように再現するか、無数の問題がある。
ストレスゼロの大傑作『ゴジラ-1.0』時代劇だからこそ描ける現代の問題点
「誰かが貧乏くじ引かなきゃなんねぇんだよ!」に込められた昭和の思考と行動
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