住宅ローン金利の上昇リスクが高まっている。いまのところ長期金利に連動する固定型の住宅ローン金利が上がる一方で、短期金利に連動する変動型の金利は低い水準で抑えられたままなので、変動金利型の利用者が増えている。新規の借り入れだけではなく、借り換え先としても変動型が半数を超えたが、高リスクの商品であることをしっかりと理解して、十分な対策をとったうえで利用する必要がある。住宅ジャーナリストの山下和之氏が解説する。 住宅ローンには、大きく分けると長期金利に連動して金利が動く固定金利型と、短期金利に連動する変動金利型がある。 このところ、世界的に長期金利が上昇していることもあって、わが国でも固定金利型の金