イスラム組織ハマスとイスラエルの紛争で中東情勢が混迷を深めている。10月19 日には紅海周辺に展開していた米海軍のミサイル駆逐艦が、イエメンの反政府武装組織・フーシによって発射された巡航ミサイル、および無人機を撃墜したとの発表があった。米国防総省報道官は、ミサイルなどがどこを標的にしていたかは不明なものの、イスラエルに向かった可能性があるとした*1。 フーシはイランに支援されており、イスラエル・ハマス紛争が広域に広がる懸念が高まっている。フーシによるミサイル発射に先駆け、今回の紛争の影響が同地域に留まらないだろうとの見解を示したのが、英情報局保安部(MI5)のマッカラム長官だ。 10月17日、