NHK大河ドラマ『どうする家康』で、新しい歴史解釈を取り入れながらの演出が話題になっている。第38回「唐入り」では、天下統一を果たした豊臣秀吉が、明国の征服を次なる目標に掲げて、諸大名を肥前名護屋城に集結させた。朝鮮への出兵が開始されると、秀吉自らも渡航すると言い出したため、家康は何とか止めようとするが……。今回の見所について、『なにかと人間くさい徳川将軍』の著者で偉人研究家の真山知幸氏が解説する。(JBpress編集部) 天下統一を果たした豊臣秀吉は、2度にわたって朝鮮への出兵に踏み切った。目的は、明国の征服である。そのために経由地となる朝鮮に服属を命じたが拒絶されたため、まずは朝鮮に攻め入