植田日銀総裁は、新聞のインタビューに対し、次のアクションにはいろいろな選択肢があると答えた旨が報道されている。その候補の一番は、マイナス金利政策をゼロ金利政策に戻すことではないだろうか。 日銀は2016年9月以降、短期から長期にわたる金利全般に強い押し下げ圧力を加える「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を続けてきた。直近1年ほどの動きで明らかになったのは、長期金利は操作できていたかにみえていたのが、実は常に完全に操作することはできなかったということだ。 では、短期金利はどうなのか。 ホームページによれば、日銀は1998年以降、無担保コールレート(オーバーナイト物)を政策金利として金融調節を行
マイナス金利政策の解除は十分に現実的な選択肢、日銀が動くべき時が来ている
実体経済への影響が軽微なら、円安圧力を減らすことが日本のためだ
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