当時は「石を投げればヤクザに当たる」というほどヤクザが多かった。少なくとも、私のいた岡山ではそうでした。右を見ても、左を見ても、後ろを見ても、360度いつもどこかにヤクザがいた。最近もよく倉敷を歩きますが、そういう雰囲気の人はほとんど見かけなくなりました。 1991年に「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」(略称:暴対法)ができたあたりから、私だけではなく、多くの人が「そろそろ暴力団も潮時かな」「この世界にいたらメシが食えなくなる」という危機感を抱き始めたと思います。 会長は東映で俳優もしていました。大部屋俳優(メインではない役を演じる俳優)です。鶴田浩二主演の任侠映画などによく出演