日本では現在、「ガウディとサグラダ・ファミリア展」が東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催中だ(6月13日~9月10日。展覧会リポートはこちら)。同展を見て、興味を深めている人も多いことだろう。 筆者も、もちろん予習として展覧会を見てからバルセロナに行った。同展は各種の資料が充実した大変素晴らしい内容だが、やはり建築は、実物を見て体験するものである。知っていてもそれを上回る驚きがたくさんあるし、現地で見て初めて気づくことも多い。ここでは後者の気づき、筆者が展覧会では読み取れなかった「建設費用を集め続けるためのガウディの戦略」について、感じたことを書きたい。 ご存じのように、設計者のアントニ・ガウ
現地で知った衝撃の事実、サグラダ・ファミリアは2026年完成じゃない!?
「2026年完成」はイエスの塔、メインの「栄光の正面」の建設はなんとこれから
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