円相場の円高・ドル安が続いている。7月13日の午前(東京時間)は断続的に139円を割り込む動きとなっており、円相場は1カ月ぶりの高値を更新している。 一連の円高の原因としては、6月の米雇用統計が市場予想以上に弱い結果に終わったこと、内田日銀副総裁が緩和修正を示唆した(と思われている)ことなどが挙げられている。 ただ、7月に入ってからの急速な円高は、基本的には「売られ過ぎたから買われている」という側面が否めない。 7月4日時点の円売り持ち高(対ドル)は2022年5月10日週以来の水準まで積み上げられていたが、2022年5月当時は25bpの利上げが50bp、75bpと加速していた上に、原油価格も急