年初から7月3日にかけて8037円、率にして31%も上昇した日経平均株価ですが、7月4日から5営業日続落し、高値から5%ほど下落しました。 果たしてこの調整は一時的なのでしょうか? あるいは戻り天井を打ったのでしょうか? 結論から言いましょう。筆者は後者、つまり戻り天井の可能性が高いと考えています。日本株だけ見ていてはわかりませんが、海外の金融情勢に変化が起きているからです。 前回、6月21日掲載の当コラム「世界的な株高は遠からず逆回転へ、流動性縮小・金利上昇で調整は避けられない」で、筆者は「世界的な株価調整の予兆は出現しており、日米欧3極中央銀行の資産が縮小し始めていることがその現れだ」と述