東京23区内の城跡を訪ねるシリーズの第7弾として紹介するのは、大田区の八幡塚砦だ。超マイナーな城跡で、かなりの城マニアでも知らないにちがいない。 とはいえ、前回の渋谷城のような「ガセ系」ではない。ちゃんと戦国時代に存在した根拠があり、築城者も築城年次も、どんな城かもわかっている。 京浜急行本線の六郷土手駅を降りたら、駅前の道を右手(東方)に進む。第一京浜道路を渡って300メートルほど行き、信号のところを左手(北)に折れると、突き当たりに六郷神社が見える。距離的には、一つ隣の雑色(ぞうしき)駅から歩いて大して変わらない。 この社地がすなわち、八幡塚砦跡だ。といっても、六郷神社の境内を見回しても
平和な市街地の神社に埋れた東京の城跡、武田信玄の侵攻を防いだ「八幡塚砦」
東京23区に古城を訪ねる:第7回「八幡塚砦(大田区)」
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