6月15日から16日にかけて開催される日銀金融政策決定会合については、現状維持を予想する声が大勢だ。ただ、一方で7月以降の政策変更の可能性について、金融機関から質問を受ける機会が増えている。「次の一手」として有力視されるイールドカーブコントロール(YCC)の修正に関し、撤廃するのか、あるいは変動幅の拡大なのかという議論はあるが、いずれ円安抑止策としてYCC撤廃を活用したいであろうことを踏まえれば、当面、この枠組み温存される可能性が高いと筆者は考えている。※イールドカーブ・コントロール(YCC):長短金利操作。長期金利と短期金利の誘導目標を操作し、イールドカーブ(利回り曲線)を適切な水準に維持す
日銀金融政策決定会合前に予想する、植田日銀はいつ金融政策正常化に動くのか
円安抑止策として使えるYCC撤廃、FRBやECBの利上げ停止が見えた後に動くが吉
ここからは、JBpress Premium 限定です。
カンタン登録!続けて記事をお読みください。詳細はこちら