[ウクライナ南部ヘルソン市発]6日未明、ウクライナ南部ヘルソン州のドニプロ川のカホフカ水力発電所ダム(高さ30メートル、幅3.2キロメートル)が爆破され、洪水で下流域約600平方キロメートルが水没した。その7割近くがロシア軍占領地域だが、昨年来、ウクライナ軍の渡河作戦に備えロシア軍が爆破を準備していたと指摘されていた。 ダムを管理するロシア軍が放水などの調整を怠ったため、決壊時のダムの水位は30年ぶりの高さだった。ウクライナのイホル・クリメンコ内相は12日、「10人が死亡し、子供7人を含む42人が行方不明」と発表した。ロシア兵の水死体がオデーサ港に流れ着いたという話もある。4万人超が影響を受け、
「ダム決壊で水没した町を救え」死と隣り合わせを承知で走る市民ボランティア
ウクライナ発:これも戦場の現実、最前線に留まる「一般市民」を支えるのは同じ「一般市民」
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