仕組債の販売をめぐり、証券取引等監視委員会は6月9日、金融庁に対し千葉銀行とその傘下にあるちばぎん証券、武蔵野銀行の3社に行政処分を求める勧告を行った。 千葉銀行と武蔵野銀行はちばぎん証券に顧客を紹介したり、ちばぎん証券が扱う金融商品を案内したりしている。ちばぎん証券による仕組債販売については、他社を大きく上回る数の苦情が寄せられており、自主規制機関の日本証券業協会から度重なる注意を受けていた。 にもかかわらず、ちばぎん証券では「苦情の多くは一方的なもの」と受け止め、適切な措置を取ってこなかったとされる。証券取引等監視委員会は「十分な説明をせずに投資経験の浅い顧客に販売したのは法令違反」と判断