マンション価格の高騰が止まらない。新築だけでなく、割安感のある中古マンションでも、実は新築マンション以上のピッチで価格が上がり続けている。都心やその周辺の多くのエリアでは、平均的な会社員の年収では簡単にマンションが買えなくなっているが、それでも探してみれば都心周辺には3000万円以下で購入でき、かつ将来の資産価値の向上も期待できるエリアが少なくない。 不動産経済研究所の調査によると、首都圏の新築マンションは2021年度には平均6360万円だったのが、2022年度には6907万円と前年度比8.6%の上昇だった。 それに対して、中古マンションは【図表1】にあるように、2021年度の3949万円が2