5月の広島はここ数年、ソワソワ・ワサワサすることが多い。海外VIPが、なぜか5月に広島に来るのだ。新年度が始まって少し落ち着き、気だるさも感じ始める人々に喝を入れるかのごとく、ピリピリとした緊張感と非日常感とが、街に漂う。 2016年は、当時アメリカの大統領だったバラク・オバマ氏。原子爆弾投下国であるアメリカの現職大統領が、戦後70年を経てようやく被爆地を初訪問するということで大ニュースとなった。 夕暮れ時の平和記念公園で、オバマ氏と被爆者の男性がハグを交わした映像は、たちまち世界を駆け巡った。 一方、大統領が核兵器の発射命令を出すのに必要な機器一式を納めた革製ブリーフケース(通称「フットボー
G7サミット目前だが叫ばずにいられない「広島を政治ショーの舞台にするな」
【どーしょーるん】ただのお祭り騒ぎに終わる予感、空疎化する「明るい未来」
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