歩いていると不思議な感覚に包まれる橋が、温泉地の絶景ポイントにある。金沢の奥座敷、山中温泉郷(石川県加賀市)を流れる大聖寺川に架かる「あやとりはし」である。 最大の特徴は、橋の断面が四角形ではなく、三角形であることだ。こういう橋はめったにお目にかかれない。 例えば次の写真は大夕張ダム建設時にダム湖(シューパロ湖)に架けられた鉄道橋で、三弦橋(正式名称:下夕張森林鉄道夕張岳線「第一号橋梁」)と呼ばれている。 上弦が1本、下弦が2本で構成され、断面が三角形となる「三弦トラス」である。人や車両が通る三弦トラスの橋は、それほど多くない。「あやとりはし」の断面は、上弦2本下弦1本の逆三角形で、逆三弦トラ
三角断面にS字カーブ、景勝地の「あやとりはし」はまるで“アトラクション”
山中温泉に伝わる龍伝説を思わせる、空を翔ける龍のような橋の形状が見事
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