米中対立は深刻な状況が続いている。 ワシントンDCでは中国と西側諸国との対立を専制主義・権威主義VS民主主義というイデオロギー対立の枠組みとして捉え、中国を邪悪な存在と決めつけている。 冷静な専門家・有識者がそうしたイデオロギーや感情に支配された議論を批判すれば、逆に親中派のレッテルを貼られて厳しい非難の的となる。 EU主要国がこうしたワシントンDCに代表される米国政府の対中強硬姿勢をナイーブ過ぎると批判しても一切耳を傾けない。 冷静かつ中立的な視点からの中国に関する議論が封殺されているワシントンDCの現状を第2次世界大戦直後のマッカーシズムの再来のようだと評している米国の有識者は少なくない。