中国の気球がアメリカ上空で発見され、南部サウスカロライナ州の沖合の上空で撃墜されたのは、今年2月4日のことだった。 この一件以降、アメリカ上空では次々と3つの気球が確認された。いずれも米戦闘機が出動して撃墜している。これを受けて、中国政府は気球が民間の気候観測用だったと主張したが、気球を運用していた民間企業の名前などは明らかにしなかった。 そこでバイデン政権は、気球の製造に関与したとして、「中国電子科技集団」の研究機関など国営の防衛関連基調や研究組織など6企業・団体に対し禁輸措置などの制裁を科すに至った。 あの騒動からおよそ2カ月が経過した。結局、あの気球の「狙い」は何だったのか。 米軍は2月
中国のスパイ気球、やはりかなりの高機能を備えていた
衛星では拾えない電子データをリアルタイムで本国に送信、との報告も
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