「事故直後、父はうめき声をあげていたそうです。しかし、車の損壊が激しく、救出には2時間近くかかりました。両足がちぎれ、骨盤が砕け、内臓が破裂し、もがき苦しみながら死に至りました。母は脳に極めて大きなダメージを負い、今も入院中です。事故にあった時の二人の絶望感をどのように表現すればよいのか、私では言葉にできません。さぞ無念であったと思います……」 2023年1月24日、京都地裁には、口惜しさを切々と訴える一人の女性の姿がありました。 埼玉県在住の星野亜季さん(35)。突然の交通事故で父を亡くした遺族として、そして、母が重傷を負った被害者の家族として被告人質問を行ったのです。 この裁判で過失運転致死
父の命を奪ったトラック運転手はなぜ「居眠り運転」の供述を覆したのか
蛇行運転で軽自動車に正面衝突、それでも「記憶にない」の主張に遺族も呆然
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