バイデン政権への最初の審判とされる米国の中間選挙が、11月8日に行われる。バイデン大統領の支持率が低迷する中、民主党が優位を保っていた下院は、共和党が奪還することは確実と見られ、議席数を50ずつで分けあう上院でも民主党の苦戦が強いられる。そうなると、政権は民主党、議会は共和党のいわゆる“ねじれ”を生むことになる。 ちょうど8年前の2014年の中間選挙で、実際に同じことが起きていた。当時はオバマ大統領の2期目で、残りの任期は2年を切っていたが、共和党が上院、下院とも過半数を上回り、政権はもはや“レームダック”と呼ばれることになった。 その8年前の中間選挙が行われたその日、私はワシントンDCに入っ