1つは、民主党も共和党も、リーダーに求心力がないということです。バイデン氏の支持率は一時期より戻ってきてはいますが、低迷していることに変わりはありません。そのため、共和党としてはバイデン氏の信任投票に持っていきたい。つまり、「バイデンではダメじゃないか」という選挙にしたいということですね。 そうした共和党の思惑も頭にあってのことだと思いますが、バイデン氏自身、今回の選挙ではあまり表に出てきていません。候補者から遊説に呼んでもらえていない。特に、接戦になっている選挙区でその傾向は顕著です。分をわきまえているのか、控え気味ですね。その意味で、民主党から見てもリーダーになりきっていません。 世論調査