1000メートル級の地下から沸き上がる真っ白な蒸気をバックに、広大な原っぱでおよそ100頭の馬たちが草をはむ。町おこしエネルギーが地熱発電所の建設を進める熊本県小国町で見られるようになった風景だ。 発電所は2023年末に完成、2024年春に商用運転開始を予定している。現在は2本目の井戸の掘削が終わり、9月20日、その噴気試験があった。「試験には沼田も立ち会い、十分な蒸気量が確認できました。一番心配していたところでしたが、これで間違いなく、計画通り5メガワットの発電所ができるという状況です」 地熱発電事業の責任者を担う岡本氏にとって、今後の建設に向けて自信を深める結果となった。 同社が地下の開発
地熱発電と町おこしに情熱を注ぐ「業務スーパー」創業者・沼田昭二氏の生き様
エネルギー自給率への危機感から、1年に1~2基の地熱発電所開設を目指す
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