米中間選挙まで3カ月を切った8月26日、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は高インフレの抑制についてこう述べた。「やり遂げるまで(利上げを)やり続けなければならない」「歴史は時期尚早な金融緩和を強く戒めている」「(7月の個人消費支出物価指数が前年同月比6.3%上昇、6月の6.8%から縮小したが)1カ月の改善ではインフレ率が低下していると確信するにはほど遠い」「現在の高インフレが長引けば長引くほど、高い物価上昇率が続くという予想が定着する可能性が高くなる」 同氏は、金融引き締めの長期化観測が強まり、米景気が一段と悪化するとの見方が出ようとも、インフレを抑制させる方がベストだ