子どもの「不登校」や「ゲーム依存」が増加している。悩んでいる家庭も少なくないだろう。 そこに追い打ちをかけたのがコロナ禍だった。コロナ感染や感染回避のための欠席が増えたことで、不登校やゲーム依存傾向が強まってしまった。もはやこれらは社会問題と呼んでもいいかもしれない。 本コラムでは、文部科学省が行ったコロナ禍中の調査結果を概観した上で、実際に、不登校とゲーム依存傾向に苦しんだ母親たちの経験を紹介する。本稿で紹介する二人の母親は、子どものゲーム依存を乗り越え、その経験を社会に還元すべく法人を立ち上げて、同じ悩みに直面する親の支援に日夜取り組んでいる。 文科省による「令和2年度・問題行動・不登校調