ウクライナ戦争においてロシア海軍の水上艦戦力が深刻なトラブルに見舞われている。一方で、潜水艦分野においてはロシア海軍が強力な戦闘力を誕生させつつある状況は、前回の本コラムで伝えた通りである(「世界最強の攻撃原潜が就役、息を吹き返しているロシア海軍の潜水艦戦闘力」)。 そのコラムで紹介した“最終兵器”ベルゴロド原子力潜水艦に引き続き、ロシア海軍が対艦弾道ミサイルの開発を加速させつつある状況が、先週、ロシア海軍関係者によって明らかにされた。 かなり以前より、ロシアで対艦弾道ミサイルの開発が進められていとの情報が流れていた。しかし、開発は難航していた模様で、中国が先に世界初の対艦弾道ミサイルを完成さ