2022年に入り、世界的な金利上昇の波の中でわが国でも住宅ローンの金利が上がり始めている。このまま上がり続けるのか、いま住宅ローンを組んでいいのか、借りるとすればどの金利タイプを選べばいいのか──など悩ましいところだ。そこで、金利上昇が返済にどのように影響するのかを試算しながら、どの金利タイプを選べばいいか、借入後にローン破綻に陥らないためには、どんな対策をとっておけばいいのかなど、この時期ならではの住宅ローン利用の注意点を解説する。 当たり前のことだが、金利が上がれば返済負担が重くなる。住宅ローンは通常30年、35年と長期にわたって利用するので、想像以上に金利による負担の差が大きいのだ。【図