渋谷区が今、スタートアップ・エコシステムの構築を目指した「スタートアップ支援事業」に取り組んでいる。渋谷区グローバル拠点都市推進室室長の田坂克郎氏は、「起業にチャレンジしやすい仕組みを整備するとともに、民間企業などとの協働を促進したい。そのためには人々が集う『場』の提供も必要」と語る。その意味や、狙いについて聞いた。「海外のスタートアップ拠点都市と比べると、日本はまだスタートアップの認知度が低いのが現状です」と、渋谷区グローバル拠点都市推進室室長の田坂克郎氏は語る。 田坂氏は、米国の大学院に留学した後、専門調査員として、サンフランシスコの日本総領事館に約9年間勤務した経験がある。2011年に発