軍によるクーデターから2カ月以上が経過したミャンマー。軍への抵抗を続ける市民を抑えつけるため兵士が実弾発砲という強硬手段に出ることも度々で、女性や子供を含めた犠牲者は増加の一途、事態収拾の道筋が全く見えない状況だ。こうした中、民主派の動きに呼応するように、長年軍と対立関係にあった少数民族の武装組織が「軍政に反対する市民の動きを支援する」「市民の人権、生命を守るために戦う」などとして、3月下旬以降、軍の施設や部隊への襲撃、攻撃を激化させている。