米国務省が3月30日公表した世界各国の人権状況をまとめた2020年版の人権報告書をめぐって米中両国が激突している。中国・新疆ウイグル自治区について「ウイグル族らに対するジェノサイド(集団虐殺)や人道に対する罪があった」と断じた。これを表の出来事とすれば、裏では米国内の人権を巡る壮絶な対立が浮き彫りになった。