菅原清公(きよとも)は、本人も有名な学者であるが、道真の祖父として名を残している感がある。菅原氏は、元は大王の喪葬などの凶礼を掌る土師(はじ)氏であり、和泉の百舌鳥(現大阪府堺市)など倭王権の大王墓の造営された地域を地盤とした。