成功者や発明家の人生を調べると、共通しているのは「何らかの疑問について懸命に考えたが、どうしても分からず、休息した時、答がふとひらめいた」という点である。「己有(こう)を知らず、貧これに過ぎたるはなし」と空海は説く。心にはとてつもない威力が潜んでいる。これを識らずして生きることは何とももったいない、ということだ。