日本の組織ではボトムアップの意思決定がなされてきた。ところが2000年ごろから「変化の激しい時代に、これでは迅速な意思決定が出来ない」としてトップダウン型の意思決定の必要性が叫ばれ、導入されるようになった。その転換は果たして正しかったのか。近年、日本発のイノベーションが減っているように感じるのは、トップダウン型の意思決定が増えたせいではないのか。