図書館巡礼という名の通り、本書は世界各地の図書館について、本のない時代からボルヘスによって想像されたバベルの図書館のような空想上の図書館まで、幅広く取り扱っていく一冊である。“何にもまして私たちが痛感したことは、図書館は物語にあふれているという事実だ。”