バレンタインデーやホワイトデーのあるこの時期は、チョコレートを口にする機会が多い。固形状のチョコレートは、口の中ですっと溶ける。この口当たりがチョコレートの魅力だ。だが、ご存知だろうか、かつてチョコレートは「飲むもの」だったということを。 冬のヨーロッパに向かう機内では、コーヒーや紅茶とともにホットチョコレートをすすめられた。さすがはチョコレートで有名なヨーロッパである。早速いただくと、甘いココアのような独特の風味を楽しめた。とはいえ、そのときはホットチョコレートもココアも区別はできなかった。 スペインのバルセロナで、街角のバルにホットチョコレートがあったので試してみた。出てきた品はかなり濃厚
南欧でたどった源流、チョコは「飲み物」だった
「ホットチョコレート」と欧州の歴史を紐解く
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