中国経済は昨年後半以降、緩やかな減速傾向が持続する中で安定を保持している。ところが、日本国内の多くの報道では昨年の成長率が6.6%と1990年以来の低い成長率だったことや米中貿易摩擦の影響で輸出の伸びが11月以降急速に低下していることなどが強調され、中国経済に急ブレーキがかかっているかのような印象が強まっている。