細胞膜は基本的に脂質(油)でできており、水に溶ける物質は通しにくい。一方で、消化で生じた糖やアミノ酸には水に溶けるものが多く、細胞膜をそのまま通過することはできない。にもかかわらず、現実には糖やアミノ酸は小腸から体内へ吸収されている。小腸の上皮細胞はどんな戦略をとっているのだろうか。