去る5月9日、ロシアは第2次世界大戦の戦勝記念日を迎えた。ベルリンに突入したソ連軍に対してドイツ第三帝国が降伏文書に調印した日を記念したものであり、今年は戦勝73周年にあたる。ウラジーミル・プーチン政権は、この戦勝記念日を、国家的一体性を演出する機会として巧みに利用してきた。