米国民の多くはこの経済状態の改善を享受できていない。過去30年間で豊かになったのは、所得上位8%の人々だけで、92%の人々は給与水準がほとんど変っていないと言われている。中国でも格差は極限まで開いており、政治不安に着火する危険性と背中合わせになっている。そうしたなか、日本企業への待望論が高まっている。