1990年代に急速な経済発展を遂げ、鴻海、エイサーなど数々の世界的なエレクトロニクス産業を擁する台湾。1895年からの50年間の日本統治時代を経験し、文化的にも経済的にも日本とのつながりが強い。親日派も多く、顔かたちや体型など外見的な共通点も多いために、日本人にとっては親近感の湧く存在だ。 ところが、漢民族の土着的な宗教である道教が根付いた台湾人の生活習慣は、日本と似ているようで似ていない点も多い。道教の考え方、台湾の人たちの世界観を知ることが、台湾を理解し、経済関係を強化させるきっかけになるかもしれない。学生時代から台湾の農村部に入り、道教の儀礼研究を続けて浅野春二教授の特別講義にようこそ!