ものづくりの現場にはITが欠かせない。1927(昭和2)年に地元静岡の名産品・茶葉の乾燥機メーカーとして創業し、今や、食品だけでなく、化学・製薬・環境など、幅広い分野に向けて、製造や環境対策用の装置を設計開発、そして製造している大川原製作所も例外ではない。 特に同社では、すべての装置は受注生産品。その分、情報の管理に手間がかかるという課題があった。 そのため、早くから設計にCAD、製造にBOM(部品表)のアプリを用い、それらをPDM(製品データ管理)アプリに連携させてきた。以前のシステムは、メインフレーム上で稼働していたが、2010年にオープンシステム(Windowsベース)へ更新している。