吉野さんは、病気と戦うことだけにすべてを懸けているわけではない。生きている以上は人間には与えられた使命を果たす義務がある。美とダンスを追求してきた吉野さんにとって、それなくしては生きる意味もなくなってしまう。医師と徹底的に話し合い、自らの美と機能を損なわずに最高の効果を上げられる手術方法を追求しているのである