―予測不能な現代社会。
それは裏返すと“無限の可能性を秘めた世界”とも言える。
そのseedが大学で芽生えようとしているのだ。
高い研究力は社会にイノベーションをおこす起点に、そこで共に研究を進める学生達は未来の社会を引っ張る人材となっていく。
本特集では、高い研究力と研究を強力に後押しする仕組みでこれからの社会を先導する大学の取り組みをお伝えします。
新たな未来への想像を馳せながらご覧いただけると幸いです。
-
青山学院大学先端研究を通じて、未来を担うリーダーを育てる
青山学院大学は青山キャンパスと相模原キャンパスの2つのキャンパスを有し、 人文系・社会科学系・理工系合わせて10学部12研究科を擁する総合大学である。 キリスト教信仰にもとづく教育を行い、歴史と伝統を大切にしながらも、 開学70周年を迎える2019年には地域で活躍する人材を育成する「コミュニティ人間科学部」を開設するなど、 時代に合わせて止まることのない変革を続けている。
-
中央大学分野を超えた研究を通じて多様な学びのチャンスを提供する
1885年の建学以来、「實地應用(実地応用)の素を養う」という精神に基づいて進化を続けてきた中央大学。 「行動する知性。―Knowledge in Action―」を旗印とし、変化著しい時代に即した「実地教育」を今も推進している。 拠点は多摩キャンパスと後楽園キャンパスに置き、10学科110超の研究室を有する理工学部は都心の後楽園キャンパスで 最先端の研究を進めている。こうした研究室の連携を強化し、学科をまたいで特定のテーマに対する研究・教育を行う 組織として2017年度に立ち上がったのが、「研究教育クラスター」だ。
-
立教大学科学の本質に迫る先端的な理学研究で、世界を牽引する
1874年の創立以来、「キリスト教に基づく教育」を建学の精神に据え、一貫してリベラルアーツ教育を実践してきた立教大学。 10学部27学科8専修1コースを擁する総合大学であり、近年では先進的なリーダーシップ教育が産業界からも注目を集めている。 同大学は2018年、イギリスの教育専門誌Times Higher Educationが実施する「THE世界大学ランキング2019」において、 総合で国内大学中14位(私立大学中3位)という高い評価を受けた。