4月3日の米WTI原油先物価格(原油価格)は前日比0.28ドル(0.3%)高の1バレル=85.43ドルで取引を終了した。「世界の原油市場の需給が引き締まる」との観測から原油価格は昨年10月以来の高値で推移している。 まず、いつものように世界の原油市場の需給を巡る動きをアップデートしておこう。 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの大産油国で構成するOPECプラスは4月3日に合同閣僚監視委員会(JMMC)を開催し、減産を維持することを確認した。OPECプラスは先月の会合で日量220万バレルの自主減産を6月末まで延長することに合意している。 OPECプラスは今回の会合で自主減産の実効性を高める方
【脱炭素が招くガソリン高騰】中東・ロシアの地政学リスク上昇よりヤバい、原油開発への投資激減で供給不足の危機に
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