その背景を紐解くと、ここ最近の報道でも世間を揺るがす不祥事の問題が大きいと思います。不正を隠蔽することで問題が肥大する不祥事による負の影響は、大きな組織ほど深刻となります。組織で働く一人ひとりが倫理観をもって、「自分が正しいと信じられる行動に、真面目に取り組む」という姿勢が一層問われる時代だと言えるでしょう。 忖度で動くのではなく、自分を律して信念ある行動ができる人間の集合体が、営利活動を基盤とする企業にも求められている。仏教の普遍的な価値が、今、見直されていると思います。 そこには前世の因縁や占い的な余地は一切なく、ただ何らかの行動に紐づく結果が存在するという究極の合理的思想を前提とするもの