著者の本明氏は1996年に、原宿でスニーカーの並行輸入店「CHAPTER」を創業した。2000年には数多くのスニーカーを取り扱うショップ「atmos」を開き、いわゆる“裏原”カルチャー*を黎明期から25年以上にわたって見続けてきた。 ここ数年は“ハイプスニーカー”と呼ばれる人気モデルがたびたび注目を集めるようになっていたが、本明氏はブームの終了を早くから予想。実際2023年12月時点でスポーツブランド「NIKE」の株価は2021年の2分の1にまで下落し、人気モデルだったはずのスニーカーが売れ残るなど一気に市場が冷え込んでいった。 本明氏曰く、こうしたスニーカーブームの興隆と衰退は過去にも同様の