2023年の日本の農産物・食品輸出額は、前年比2.9%増の1兆4547億円となり、過去最高を記録した。輸出相手は、1位が中国、2位が香港、3位が米国。前年比で大きく輸出額が伸びたものは、米や緑茶、イチゴ、ナガイモなどだった。 日本食ブームなどもあって日本の食材が海外で求められることも輸出増に貢献しているとみられる。コスト・品質管理力をさらに磨けば、日本の農業は輸出産業として大きく成長できる可能性がある――。 こんなことを言っても、今では珍しくもないが、30年近く前から農業の国際化などを唱え、「儲かる農業」を推進してきた人物がいる。愛知県田原市に拠点を構える農業生産法人・有限会社「新鮮組」の岡本
トヨタ城下町で「儲かる農業」に挑む“変人”、農協不要論を唱える新鮮組・岡本氏が農家レストランを開業した理由
【井上久男の産業インサイト】
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供