2月22日の東京株式市場では、日経平均株価が1989年末につけた最高値(3万8915円)を約34年ぶりに更新し、終値は前日比836円52銭高い3万9098円68銭で引けた。 1ドル150円近傍で張り付くドル/円相場の値動きよりも、新高値更新がどこまで続くのかということに、市場参加者の関心はすっかり移ってしまっている。 あくまで名目的な株価水準であり、途中で構成銘柄が大きく入れ替わっていることなども踏まえると、34年前との単純な数字比較に統計的な意味を見出すのは難しいという印象もあるが、シンボリックな動きとして取りざたされるのも分からなくはない(図表①)。【図表①】 筆者は株式市場の専門家ではな