年末になって、日本の政界に激震が走っている。自民党のパーティー券問題で国会議員にも強制捜査が始まった。 派閥が開いた政治資金集めのパーティーで、派閥所属議員は役職や当選年次に従ってパーティー券販売のノルマを課されるが、ノルマ超過分は議員にキックバックされることになっていた。安倍派や二階派で顕著だという。安倍派の場合、それを政治資金収支報告書に記載していなかったという政治資金規正法違反が問題になっている。 安倍派の5人衆と言われる松野博一官房長官、西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長が役職を辞任するなど、安倍派は政府の要職から去った。 検察は、国会閉会中に捜査